紅蓮の鬼



「あら、ずいぶんと若いのね」


彼が何処かへ行った後、香水くっさい女が来た。


そして、けばい。


パンダなんて比じゃねぇ!!!


顔なんて原形とどめてない。


長い付け睫毛をしているから、目なんてゲジゲシが二匹いるようで。


唇もふっっといし。


そのくせ肌は綺麗だ。


――……なんなんだ、この人…


身につけているものからしてウルフ族。


「このヒール高いかしら?」


そう言ってドレスの裾を捲る。


妙に筋肉質で処理がされてない。


「スネ毛剃れよ!!!」


思ったことを言って思う。


――……スネ毛…?


え、スネ毛って。


まさか。


「あんたオカm」


「何か言ったかあ゛ぁん?」


低すぎるともとれるような声だった。


俺は確信した。


――この人オカマだ―――!!!




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