紅蓮の鬼

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-----カッ


女2号の爪が壁を抉る。


「ッッ」


俺はそれをかわして、一歩踏み出し、女3号の首を狙って掻っ切る。


パッと、女3号の首から血が吹き出す。


-----ボウッ


飛んでくる女4号の火の玉をかわし、後ろにいた女2号に鉄砲肘を食らわす。


「はっ」


そして息を吐いて、女から距離をとる。


そうこうしている間に、女3号の傷口がなくなって、立ち上がる。


女2号も立ち上がって、俺を無表情に見る。


――…ダメだ、キリがない


俺は眉を顰めた。


肩で息をするたびに、ポタポタと汗が地面に落ちていく。


――頭を潰すしかないか…


そう思って俺が地面を蹴った時。


「ッ!!?」


胸に、激痛が走った。



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