密恋~貴方に触れたくて~
今朝、私は美咲ちゃんの事をお母さんに話していた

美咲ちゃんは凄く話しやすくて、優しくて、とても頼りになるお姉さん

でも友達になったんだよ~って‥‥

そしたらお母さんは、まるで自分の事のように喜んでくれたのだ

友達とご飯

そんな事は普通だったら当たり前かもしれないけど、私にとっては夕食を一緒に食べるのは人生初の出来事だった

綺羅は、いつも伊集院先輩と帰宅しちゃうから夕飯なんて一緒に食べた事もなくて、だから凄く嬉しかった


「お母さん何って言ってた?」

「美咲ちゃんに宜しくって‥‥
 あと、今度遊びに来てって言ってた」

「マジ?
 私も悠ちゃんのママに会ってみたかったんだよね~
 悠ちゃんって、ママ似?」

「うん
 お母さんに似てるって言われるけど、美咲ちゃんは?」


お父さんや悠兄、そして菜々子さんからは私はお母さんに似てると良く言われる

性格も似ているらしい‥‥


「私はパパ似なんだよね~
 小さい頃の写真を並べて見ると、どっちが自分か分からなくなっちゃうくらいそっくりでさ~
 悠ちゃんも、今度私の家に遊びに来てよ!!
 家族を紹介するからさ~♪」

「うん!!」


美咲ちゃんの言葉が嬉しかった

それと一つ発見した

美咲ちゃん、ご両親の事をパパとママって呼んでいるみたい

それからファミレスに行って、最終になるまでご飯を食べながら色んな話をしたのだった

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