Raindrop~Mikoto side
花音ちゃんも拓斗くんと同じ顔で、楽譜と睨めっこ。
つまずき、転びそうになりながら、それでも一生懸命にお兄ちゃんを追いかける姿が目に浮かぶよう。
かわいいな、と思わず顔が綻ぶ。
花音ちゃんの凄いところは、演奏技術うんぬんじゃなくて──もちろん、同じ年頃の子と比べたら十分技術はあるのだけれど、お兄ちゃんたちのおかげで霞んでしまうのが勿体無い──聴く人を自然と笑顔にしてくれるところだ。
それは誰にでもあるものではない。天性の才能だ。
しっかり伸ばしてあげたい部分だと思う。
三兄弟の音について改めてそう感じながら、二度目の通し演奏に入る。
やっぱり花音ちゃんが和音くんについていけていない。私がフォローしようとすると、拓斗くんも手を差し伸べてくれた。
でも……。
和音くんにはその余裕がないみたい。
ひとりだけ前を向いて行ってしまう。
なんだか寂しそうに。
つまずき、転びそうになりながら、それでも一生懸命にお兄ちゃんを追いかける姿が目に浮かぶよう。
かわいいな、と思わず顔が綻ぶ。
花音ちゃんの凄いところは、演奏技術うんぬんじゃなくて──もちろん、同じ年頃の子と比べたら十分技術はあるのだけれど、お兄ちゃんたちのおかげで霞んでしまうのが勿体無い──聴く人を自然と笑顔にしてくれるところだ。
それは誰にでもあるものではない。天性の才能だ。
しっかり伸ばしてあげたい部分だと思う。
三兄弟の音について改めてそう感じながら、二度目の通し演奏に入る。
やっぱり花音ちゃんが和音くんについていけていない。私がフォローしようとすると、拓斗くんも手を差し伸べてくれた。
でも……。
和音くんにはその余裕がないみたい。
ひとりだけ前を向いて行ってしまう。
なんだか寂しそうに。