ケータイ小説 『肌』 著:マサキ
リズミカルに刻まれるレールの音を聴くともなしに聴いていると、アサミが小さい声で訊(き)いてきた。
「ミオは、彼氏いる時、一週間に何回エッチできたら満足する?」
「はっ……!?
いきなり、なに?」
こんなところで、下ネタトークをする気はない。
たしかに、高校の頃は、周囲のメンバーで集まってそういう話もいろいろしていたし、サークルの飲み会中も時々出る話題ではあるけど、どちらかと言うと、私はそっち系のぶっちゃけ話に加わるのは苦手な方だ。
マサキと初めてのセックスを経験した。
大学生になってからは、サクとしょっちゅうそんな時間を過ごしてきた。
人に言ったことはないが、経験人数は2人。
この歳では一般的な人数だと、自分では思っている。
それなりに男性の体を知っているはず……とはいえ、やっぱり、恥ずかしいものは恥ずかしい。