ケータイ小説 『肌』 著:マサキ
戦場に向かう武将のような勢いで室内に戻り、窓を閉め、明かりをつけた。
机の上に置いたケータイを手に取りベッドに座ると、ブックマークを開く。
マサキさんのケータイ小説。
忘れてしまわないよう、あえてブックマークの1番上に来るよう登録したはずなのに、……あれ?
ないぞ?
私のケータイは、指定しなければ、最新のブックマークが一番下に来る仕様になっている。
間違って普通に登録してしまった?
1番下まで見てみたけど、画面に表示されるのは見慣れたブックマークばかり。
おかしいな。
間違えて別のフォルダにブックマーク登録したのかと思い、心当たりを全部探したが、
《マサキのケータイ小説 肌》
は、見つからなかった。
なぜだ……!
まあいい。
もう一度、Goog○eの検索窓から探すだけだ。