恋の行方〜甘い約束〜
二人で歩きながらどこへ散歩に行こうかと話しながら歩く。





まるで少し前に起きた出来事が嘘の様だ。





「あ、この公園……」





家からほんの少しだけ離れた所にある公園。




ここって昔花梨と遊んでた公園だ。





学校も、街へ行くのも逆方向だから存在すら忘れてたけど、間違いない。





『わあ!懐かしい!私もここ通ったの久しぶり。

ね!ちょっと寄ってこうよ!』





グイグイと俺を引っ張って小走りになる花梨に笑いながら付いていく。





公園に入ってまず最初に駆けていったブランコ。





昔から花梨、ブランコが一番好きだったよね。





『純君も乗ったら?』





漕ぎながら笑う花梨の隣のブランコに腰かけて、楽しそうに漕いでる花梨を見ていた。




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