お前は俺がもらう


次の日の朝私は、みんなよりも
早く目が覚めた。

目を開けると

「!
結耶!?」

が、寝ていたのだ。

どうして結耶がいるの?

そうだ、私、昨日嫌な夢みて
私を心配して来てくれたんだ。

結耶を起こさないよう
ゆっくりとベットから離れた。

カーテンを開けて
眩しい光に照らされる。

外は、こんなにも気持ちいいのに
私の心は暗い。

心の底から笑ってみたいよ…

急に寂しさと悲しさが伝わって
カーテンを閉める。

力が抜けたかのように
私は、座り込んだ。


自分の体を包み込んで
寂しさから溢れる涙と一緒に。


< 17 / 41 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop