お前は俺がもらう
「つーても、まだ7時じゃん」
7時!?
「学校!」
私は、勢いよく立ち上がった。
「学校?」
「今日は、行かなきゃ!
大分休んでたから
先生に怒られるかもしれない!」
私は、慌てて制服を探す。
でも、見当たらなくて
私は、今どこにいるか気づいた所で
恥ずかしさと此処は私の家じゃないとわかった。
ぷっ!と笑いだす声が聞こえて
私は、また恥ずかしくなった。
「そんな状態じゃ、
帰って心配されるだろ」
「そ、そうだけど…」
「真面目だな
お前。」
まだ、笑い続ける結耶に
”いつまで笑ってるのよ“と言った。
「笑いすぎて腹減った。
悠史起こしてなんか食べるか」
そういい、私の腕を引っ張り
部屋を出て悠史の部屋に行く。
悠史は、ノックもしないで入って行った。
私は、立ち止まり入っていいのか
分からず、立ち止まっていると
結耶が私の腕をまた引っ張る。
「来いよ」
私は、部屋に入った。
部屋の中は、結耶と違って
たくさんちらかっていた。
「おい、悠史起きろ!」