お前は俺がもらう
「ん…
なんだよっ
今日学校いかねぇんだろ…」
また、寝息をたてて寝た悠史。
「捺衣」
「へ?」
急に名前を呼ばれ
私は、変な声が出て
悠史が”ん、捺衣ちゃんは
結耶の部屋でしょ?“と言った。
すると、バッ!と起き上がり”え!?何で捺衣ちゃんいるの!?“と
びっくりして言った。
「お、おはよ」
私は、ぎこちなくて
結耶のシャツを引っ張る。
「飯作れ」
「ええ~
やだよっ
俺まだ眠いの
昨日結耶がいたから
中々寝られなかったんだからさ
もう、ドキドキして」
結耶は、目がひきつり
私も私で何も言えない。
てゆーか、流石にどう言えばいいかわからなかった。
「捺衣、部屋少し出てて」
「え?う、うん」
「え?なに?
出てっちゃうの!?
ちょっと待って!
流石に結耶と二人っきりは
あ、ちょっ、結耶やめろ!」
私は、部屋を出て結耶と悠史が
出てくるのを待った。
でも、そんなに時間が掛からなくて
一分もたたないうちに二人は出てきた。
「行くぞ」
私は、二人と一緒に
一階のリビングに行った。