お前は俺がもらう
「ねぇ、捺衣ちゃん
これから私と一緒に出掛けない?」
「え?」
「気分転換に」
ねっ?という楊さんが
とても可愛くて
私は、頬を赤らめる。
それに気づいた結耶は、
楊さんに睨む。
「なぁに?
私が捺衣ちゃんと二人で
出掛けるのが嫌なの?」
「チッ」
結耶は、立ち上がりどこかに行ってしまった。
それを気にする私がいて
近くにいて欲しいと思うのは
変だろうか
怒ったのかな?
私が落ち込んでいると
楊さんがにこにこしていることに
気が付かなかった。
「ほらよ」
結耶がいなくなったのは
部屋に戻って服を持ってきて
私に渡すためだったの?