お前は俺がもらう
「捺衣ちゃんなら
洗面所にいるわ」
「は?」
「さっき、一緒に
お茶をしにいってたの
そしたら、捺衣ちゃん
怖がって震えてて…
おじさんがいた」
「!
何でそんなところに
連れて行った?」
「しょ、しょうがないじゃない
少し話をしていたのよ」
チッ!と舌打ちをして
洗面所にいく。
開けようとしたとき
私が泣いてることに気付いた
結耶は腕をとめた。
すると、ゆっくり
優しく捺衣と呼ぶ声が
私の震えが少しだけど収まった。
「捺衣、ここをあけろ」
「…い、ゃ」
私は、涙声でそう言った。
「お前らは向こういってて」
三人は、その場をはなれた。