ヤンキー少女は純情ちゃん!



「うー…だぁれ?」


半分寝ぼけながらとりあえず誰かを確認した。


「っ!……俺だよ。慎弥」


「んー?慎弥ぁー?」


慎弥って誰だっけー……


慎弥、慎弥……慎弥!?


「うぇ?!慎弥?!」


「やっとかよ……何回起こしたと思ってんだ」


呆れている慎弥を見て、なんでこんな状況になったのか整理出来ない。


頭がこんがらがって何が何だか分からないあたしに慎弥は呆れながらも教えてくれた。

呆れながら。

……大事なことなので2回言いました。


「俺が起きたら楓がベッドの傍で寝ててびびった。風邪ひいたら困るし布団の中に入れたけど」


へー。あたし寝ちゃったのか。






……“布団の中に入れた”!?


慎弥の言葉の意味を理解するのに少し時間が掛かったがことの重大さに気がついた。



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