モラルハザード

「ありがとうございます。これで奈美の機嫌がとれます。

あ、今日のことは奈美には内緒で、お願いします」

片目をつむって、笑顔を向ける森川に、こちらも笑みを返した。


「相原さん、お礼にお茶でもごちそうさせて下さい」

森川がロンハーマンカフェを指さした。


「あ、でも…それは…」

奈美のだんなさんの買い物に付き合い、お茶までも…

さすがにそれは…

と言おうとすると

さっとエスコートをされ、もうカフェの方へと案内されていた。


< 193 / 395 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop