【砂漠の星に見る夢】

「なんて、お美しいのでしょう」


「その名の通り、女神のようですわ」


侍女の大袈裟な賛辞の言葉に、イシスは頬を赤らめた。


「今つけてらっしゃるエメラルドのネックレスもとても美しいのですが、イシス様の瞳の色とあわせて、サファイアのネックレスに変えましょうか?」


そう言ってそれは素晴らしいサファイアのネックレスが入った箱を見せた侍女に、


「いえ、これは、このままでいいです」


とイシスは即座にそう答えた。


だって、これはネフェルからの大事なプレゼント。


今日は特別な日だから、つけて置きたい。



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