【砂漠の星に見る夢】
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一方のヘレスは焦りを感じていた。
ここ近年、クフはイシスばかりに執着するあまり公の場に姿を現さなくなり、権力のある他の妻をないがしろにしていた為、妻やその父親が不満を募らせるようになり、ファラオもそんなクフを低く評価するようになっていた為だった。
そんな中、ネフェルの男児が誕生し、ファラオも宮殿内外もネフェルに注目していた。
これは、なんとかしなればならない。
そう思ったヘレスは、クフの元に向かい、
「今日の誕生祭にイシスも同席させるように」
と強い口調で進言した。
今までイシスを公の場に出すことを勧めなかったヘレスの手のひらを返したような言葉に、クフは驚きの表情を見せた。
「イシスをですか?」
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一方のヘレスは焦りを感じていた。
ここ近年、クフはイシスばかりに執着するあまり公の場に姿を現さなくなり、権力のある他の妻をないがしろにしていた為、妻やその父親が不満を募らせるようになり、ファラオもそんなクフを低く評価するようになっていた為だった。
そんな中、ネフェルの男児が誕生し、ファラオも宮殿内外もネフェルに注目していた。
これは、なんとかしなればならない。
そう思ったヘレスは、クフの元に向かい、
「今日の誕生祭にイシスも同席させるように」
と強い口調で進言した。
今までイシスを公の場に出すことを勧めなかったヘレスの手のひらを返したような言葉に、クフは驚きの表情を見せた。
「イシスをですか?」