【砂漠の星に見る夢】
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「イシス、君の両親は無事だったよ。
監視下にあるものの、とても良い待遇を受けているようだ」


ネフェルからの報告にイシスは、ああ!と声を上げ、


「良かった、お父さんとお母さん、無事だったのね。本当に良かった」


と目に浮かんだ涙をそっと拭った。


「両親を連れ出すのと君を連れ出すのは、ほぼ同時に実行したいんだ」


そう告げたネフェルに、「ここを出られるなんて、夢のようだわ」イシスは嬉しそうに手を合わせた。


「ところでイシス、体調は?お腹の子の様子は?」


「え? ええ、良好よ」


ためらいながらそう答えると、ネフェルはイシスの腹部に優しく手をあて、


「早く会いたいな、君の分身に……」と優しく目を細めた。


イシスはその言葉に泣き出しそうになるのを堪え、ギュッと抱きついた。


「……ネフェル、あなたはとても優しく強い人ね」


「それは君だよ、イシス」


二人は手を取り、見つめ合った。
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