【砂漠の星に見る夢】
内臓が焼け付くように熱い。駄目だ、助からない。
自分はもう死ぬのだろう。
そして、きっとターナも自分の後を追うに違いない……。
そうしたなら……。
ネフェルは顔を歪ませながら、ゆっくりとイシスの手に触れた。
「イシス……お願いがある」
口を開くと同時に血が吹き出した。
「ネフェル、喋らないで」
涙を流し、自分の体を支えるイシスを見ながら、ネフェルは小さく首を横に振った。
イシス、喋ろうが何をしようが、どちらにしろ僕はもう助からない。
「ヘムオンを……ヘムオンを頼む。
あの子は最後の……オシリス、命を狙われる身だけれど、クフは……クフは君の言うことならば……聞いてくれるだろう」
最後の力を振り絞るようにそう告げるネフェルに、イシスは涙を流しながらしがみついた。