【砂漠の星に見る夢】
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ヘムオンは美しい金髪の巻き毛を白いフードで隠し、クリクリとした大きな緑色の瞳を好奇心で輝かせながらメンフィスの町を駆け抜けていた。
「ヘムオン、そろそろ帰ろうよ、母上きっと怒ってるよ」
ヘムオンの後ろをイシスの息子・ジェドフラーが走りながらついて来ていた。
「うるさいなぁ、そんなに言うならジェドだけで帰ったらいいだろ。第一、勝手についてきたのはお前じゃないか」
ヘムオンは、ジェドフラー通称ジェドを見ながらあっけらかんとそう言った。
「だって、ヘムオンのいない宮殿はつまらないよ」
そう言って頬を膨らませるジェドは、ぽっちゃりとした輪郭に黒々とした丸い瞳が愛らしく、黒髪と健康的な浅黒い肌をした、優しい雰囲気を持つ少年だった。
ヘムオンはそんなジェドを眺めながら、やれやれと肩をすぼめ、町を見回した。
「ジェド、メンフィスの町を見てどう思う? すっかり町に活気がなくなったと思わないか?」
「そうかなぁ」
呑気に小首を傾げにジェドに、ヘムオンは『まったく』と息をつき、再びメンフィスの町を眺めた。
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ヘムオンは美しい金髪の巻き毛を白いフードで隠し、クリクリとした大きな緑色の瞳を好奇心で輝かせながらメンフィスの町を駆け抜けていた。
「ヘムオン、そろそろ帰ろうよ、母上きっと怒ってるよ」
ヘムオンの後ろをイシスの息子・ジェドフラーが走りながらついて来ていた。
「うるさいなぁ、そんなに言うならジェドだけで帰ったらいいだろ。第一、勝手についてきたのはお前じゃないか」
ヘムオンは、ジェドフラー通称ジェドを見ながらあっけらかんとそう言った。
「だって、ヘムオンのいない宮殿はつまらないよ」
そう言って頬を膨らませるジェドは、ぽっちゃりとした輪郭に黒々とした丸い瞳が愛らしく、黒髪と健康的な浅黒い肌をした、優しい雰囲気を持つ少年だった。
ヘムオンはそんなジェドを眺めながら、やれやれと肩をすぼめ、町を見回した。
「ジェド、メンフィスの町を見てどう思う? すっかり町に活気がなくなったと思わないか?」
「そうかなぁ」
呑気に小首を傾げにジェドに、ヘムオンは『まったく』と息をつき、再びメンフィスの町を眺めた。