【砂漠の星に見る夢】
「そなたはピラミッド建造の知識を身に付けたというのか?」
驚き目を見開くファラオに、ネフェルはコクリと頷いて、スクッと立ち上がり、遥か遠くに見える砂漠を指し示す。
「そうあそこ、ダハシュールに、ファラオのピラミッドを建造いたします」
「本当に、可能なのか?」
「もちろんです」
そう言って屈託ない笑みを見せたネフェルに、へレスはまた鼻で笑った。
「ハッタリもここまで来ると、痛々しいですわね」
そう吐き捨てた次の瞬間、「そなたは黙っておれ」と一喝したファラオに、ヘレスは耳まで真っ赤になり、黙って見守っていたメルサンクは不敵に微笑んだ。