Yucky☆マニア~Special Fan book~
大好きな競泳
俺の生きる意味だった競泳
もっと泳ぎたかったなー。
もっともっと水の中で生きていたかった。
誰よりも速く
誰も見たことのない最速の世界に
世界新記録を打ち立てて
誰よりも速く泳ぐアスリートになってみたかった。
オリンピックで金メダルを取りたかった。
ついでにオリンピックレコードも更新してみたかった。
だけど……
もうそれは叶わない。
目の前には赤い最後のラインが見える。
この水深にある
ゴールまであと5Mを示すラインが見えた時点で…夢は夢として消える。
「バイバイ。
結構……楽しかったぜ??」
今までのコトを走馬灯のように思い出しながら
小さくそう呟いて
俺はグッと体に力を入れるとその場にスッと立ち上がった。
それは夢が消えた瞬間
生きる意味を自ら捨てた瞬間だった。