Yucky☆マニア~Special Fan book~




大好きな競泳

俺の生きる意味だった競泳




もっと泳ぎたかったなー。
もっともっと水の中で生きていたかった。


誰よりも速く
誰も見たことのない最速の世界に


世界新記録を打ち立てて
誰よりも速く泳ぐアスリートになってみたかった。



オリンピックで金メダルを取りたかった。



ついでにオリンピックレコードも更新してみたかった。






だけど……
もうそれは叶わない。


目の前には赤い最後のラインが見える。






この水深にある
ゴールまであと5Mを示すラインが見えた時点で…夢は夢として消える。






「バイバイ。
結構……楽しかったぜ??」





今までのコトを走馬灯のように思い出しながら

小さくそう呟いて

俺はグッと体に力を入れるとその場にスッと立ち上がった。






それは夢が消えた瞬間

生きる意味を自ら捨てた瞬間だった。






< 85 / 107 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop