先輩がドジ女に恋をした。

_1ヶ月前




「う、うわあああああああ!!!!」




上からそんな声が聞こえて


見上げると




女の子が階段から、ふってきた。



持っていた教科書が空中に舞い



手を広げて


まるで、俺に受け止めてでももらいたいみたいに。





セミロングの髪が


広がってふわふわと漂っている。




スローモーションのように、俺は彼女がふってくるのを見上げていた。





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