ペット化宣言
「ふーん、空から…なぁ。」
「どうします?斬ります?それとも海に沈めるとか。」
殺すこと前提で話す金髪のお兄さん。
その金髪のお兄さんの言葉を無視して、船長さんは私と目を合わせたまま近付いて来る。
そして、へにゃりと床に足をついている私と目線を合わせると、ゆっくりと聞いてきた。
「どうやって空から落ちてきた?」
「えっと…その……。」
なんて説明して良いか分からない。
だいたい「ドア開けたら空中にいましたー!」みたいなことは言えないだろう。
そんなことをしたら、頭おかしいと思われて、最終的に殺されるのが目に見えて分かる。
必死で考えた結果、私はしらばっくれることにした。
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