ペット化宣言
「ミナトさん!俺、こんな怪しい女乗せんの反対っす!」
「アレン、命令だ。」
断固意見を変えない船長さんに、船員たちはたじたじだ。
もちろん私もだが。
まぁ、殺されるよりはマシかなぁ、と軽い気持ちでいたとき、金髪のお兄さんは余計な一言を言った。
「でもミナトさん!こいつが就ける役職なんてないから、この船には乗せても邪魔なだけっすよ!」
「そうですよっ!」
ざわざわと騒ぎ始める船員たち。
その通りなんですけどね!?
そうなったら私死にますからやめてください!
切実に祈っていると、船長さんはとんでもないことを言った。
.