逢いたくて
私はなんとか規定の時間までは働き家路に着いた

でも

どうしても家の前から動けない

私には分かってる

渉がどうして別れようと言ったのか…







その気持ちが分かるからこそ渉の家に入ることに躊躇した






とりあえずと家の前に座ってみる



季節は冬

肌を刺すような寒さなのに

今の私にはちょうどいい
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