死神の嘲笑
「お願いです。お願いです、彼女の骨だけは残してください」


必死の懇願に、顔をしかめた死神王は首を縦に振った。

「お前には期待を寄せているからな。但し、隠しておくぞ。四つに分けて」

「……はい」



それから数日後、死神は管理者となった。


愛し合った時間が短かった夕顔を亡くした源氏も、このような心境だったのだろうか、と思いながら――。


× × ×

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