魔物に恋をしてしまった


何だろう

この急展開!!

小林くんのメアドを私が何度聞こうとしたか…

それが小林くんから聞いてくれるなんて//

今、嬉しすぎて溶けれられる♪

「ねぇ、未来 顔ヤバイよ…」

「え?そう?」

「まぁ 嬉しいのはわかるけどさ」

「げへへへへ♪」

「声もヤバイって」

「ねぇ どーしよう!夜メールで何の話しよう♪」


真子も菜摘も変質者を見るような目であたしをみてくる

でも、嬉しすぎるんだからしょうがない


「未来、」

呼び掛けて来たのは蘭

「ん?」

「昨日 話したこと忘れてねぇよな?」

昨日 話したこと?

魔王だの魔界だの まるでファンタジー世界に行っちゃったような話を忘れるわけない。

第一 原因そのもののような人がいつもすぐ隣にいるんだもん。

一時だって忘れてない

「忘れられたら幸せなんだけどね…」


本当 忘れられたら幸せなのに。




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