お仕置きゲーム2
「転校初日に、呼び出して馴れ馴れしいわよね。ごめんね。」
「ううん、いいよ。用件は何?」
渡辺は、一度目を伏せ、深呼吸をしたあとに真剣な瞳で疾風を見つめた。そして、口を開く。
「あたしが、メグミになるわ。だから、あなたは逃げて。」
「...は、?」
「あたしは一度、死んだ身だから。どうなってもいいのよ。」
「ちょ、あの、どういう、事?」
何を言っているのかわからない。手先の震えが全身に広がる。
「私、渡辺智じゃないの。本当の名前は田辺智香。一年前の事件の被害者の1人よ。」
その名前は、聞いたことがある。確か、殺害された女子中学生の名前だったはず。でも、何故生きている?代わりにメグミになるってどういうこと?逃げて?何から?
昨日といい、今日といい、理解できないことが起こりすぎている。何から整理すればいいのかわからず茫然としていると渡辺...ではなく、田辺智香は話し始めた。
「...これから話す事は、誰にも言わないでくれる?」
「う、うん。」