純血のヴァンパイア
「わっ。優月、落ち着けって」

こ、これが落ち着いていられますか。

息も荒く、雪兎に詰め寄る。


「いつから?蓮や燐は知ってるの?なんで私に言ってくれなかったの?」

「いや、そんなに一度に言われても…」

私の迫力に気押されたのか、一歩後ずさりした。


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「で、いつから?」

少し時間が立って、落ち着いた私は

桜の木の下に座り、話を続けた。

「公園の夜の後……くらいかな。」

あの時か…不覚にも、雪兎の胸に飛び込んで

わんわん泣いちゃったんだよな~。

「蓮には、すぐにバレた。アイツ意外と鋭いんだよなぁ」

燐は全然気が付いてないみたいだけど、と

言葉をつづけた。

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