純血のヴァンパイア
そうか…蓮は気付いてたんだ。

知ってて、言わなかったという事は

きっと何か思うところがあったのかもしれない。

今だって、きっと傍に居るのに

私と雪兎を2人きりにしてくれているから。


「優月に言わなかったのは…僕が傍に居ると、迷惑になると思ったから。」

そんな――――――

「でも、それは間違ってたんだって気が付いた。」

意を決したように、強い眼差しで見つめてくる雪兎。

「だから、ヴァンパイアの事教えてくれないか?」

「え?どうして…知ればまた襲われるかも知れないんだよ?」

もちろん、その時は私が守るけど…


「全てを知った上で、僕は優月の力になりたい。もう、守られるだけは嫌なんだ。」
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