純血のヴァンパイア
なのに、ある日事件が起きた。

夜中に数人、まるで全身の血が吸われたみたいに

真っ白になった死人が出たらしい。


はじめは、1人。

次の日には、2人。

どんどん、被害者は増えていって。


そこに不可解な、噂が出た。


犯人は、僕の父親じゃないかって――――――



そこから、火の無いところに煙は立たないって感じで

噂は噂を呼んで

いつからか、父がヴァンパイアで

医者の治療と偽って血を啜ってるんじゃないかってさ。


笑えるだろう?って悲しそうに自嘲した。



そんな雪兎が痛々しくて

気休めかもしれないけど隣に座って、雪兎の両手を握った。

「優月…」

そっと、私の肩を抱いて話を続けた。

< 200 / 237 >

この作品をシェア

pagetop