愛と欲望の螺旋(仮)

「今はここの部屋しか空いていないんだ。」

「え!?」


ムッとした顔は、疑問で眉をゆがませた。


「ホームレスなんて、危ないですから。ここを使ってください。」

「どういうことですか!?」


驚いて目を丸くする私の目の前のテーブルの上に、いくつかの書類を差し出した。


「華組の編集者として、バーンブルーと契約していただく条件です。」


いくつかの書類に中から、一枚の契約条件の書類を出すと指で差しながら説明をし始めた。


その内容は、契約期限は半年。


春の退団式までの研修生の同人編集兼応募者の審査用同人編集など。


契約期限は、華組編集としての実力で延長もある。


月給は31万円。


華組同様、衣食住は支給。


在宅で仕事をして、打ち合わせなどは会社にて行う。


おおまかな条件はそんな感じで。


確かに悪くはない。


でも…


チラッと黒崎の顔を見た。

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