愛と欲望の螺旋(仮)

「そうだ…頼みついでと言ってはなんだけど。」


申し訳なさそうな顔をしながら、ふと私の顔を見た。


「何ですか?」


首を小さく傾けた。


「実は…こんな事を頼めるのは宝条さんしかいないんだけど、来期の華組のテーマは純白。」

「純白ですか?」


「ああ、真白くて清く正しく美しく。」

「それが、私と何か関係があるんですか?」


「手取り早い話、この応募者の素性…特に男関係や黒歴史的なモノを教えてもらいたくて。」

「私が…ですか!?」


少し驚きながら、自分を指差した。


「そう。宝条さんなら、コミケとかでリアルな彼女達を知っているからね。」

「それって…密告ですか?」


眉をゆがめながら恐る恐る聞いた。

< 66 / 69 >

この作品をシェア

pagetop