人生はドラマである
「わたし……
ショウくんに子供がいてもちゃんと育てるからっ……
だから……」
「ゆかり……
泣くなよ、誤解だって……」
「だってショウくん」
「だから……、ツバサは俺の甥っ子だって」
「うっ……
ウソでもホントでも、わたしの気持ちはかわらないよっ……」
「くそっ! ツバサのやつ、何の恨みがあって俺の子だなんてゆかりにいったんだ」
「ツバちゃんは悪くないよ、あたしが聞いたのツバちゃんに」
僕はそんな二人のやり取りを、お昼寝布団の中で聞いていた。
どうやら僕の思惑通りに事は運んでいるようだ。