愛を叫んで地に堕ちて〈全イラスト41枚つき恋愛ホラー〉
「……もしかしたら、海野が晶左だったりして」
そう、一人でつぶやいて、わからねえ、と首を振る。
けれども。
前の世で、人魚を守る教会の神父が言ったじゃないか。
因縁のある同士は一緒に生まれて来るのだと……
自分から、愛をささやいて、女の子をモノにしたくせに、コトが終われば、簡単に捨てる辺り。
前世でも、何人も愛人を囲い、女に汚かった晶左らしいやり方だと勇斗は思った。
しかも。
最初に、前世の記憶を引き出すような、見知らぬ菓子を勧めたのは、海野だったはずだ。
「くそ!」
ますます、真珠が危ないじゃねぇか!!
勇斗は、よからぬ想像を振り払って立ち上がった。
そして、一刻も早く、図書館に行こうと思ったのに。
玄関から出ようとして、秘書の山田に、止められた。
「今の今まで、体調を崩していたのに!
せめて、今日の外出は、控えてくださいね」
などと言う。
オトナなら、大抵言うだろう、至極当然の言葉に行く手を阻まれる。
そう、一人でつぶやいて、わからねえ、と首を振る。
けれども。
前の世で、人魚を守る教会の神父が言ったじゃないか。
因縁のある同士は一緒に生まれて来るのだと……
自分から、愛をささやいて、女の子をモノにしたくせに、コトが終われば、簡単に捨てる辺り。
前世でも、何人も愛人を囲い、女に汚かった晶左らしいやり方だと勇斗は思った。
しかも。
最初に、前世の記憶を引き出すような、見知らぬ菓子を勧めたのは、海野だったはずだ。
「くそ!」
ますます、真珠が危ないじゃねぇか!!
勇斗は、よからぬ想像を振り払って立ち上がった。
そして、一刻も早く、図書館に行こうと思ったのに。
玄関から出ようとして、秘書の山田に、止められた。
「今の今まで、体調を崩していたのに!
せめて、今日の外出は、控えてくださいね」
などと言う。
オトナなら、大抵言うだろう、至極当然の言葉に行く手を阻まれる。