本気の恋の始め方
それからしばらくして、ぞろぞろと主要メンバーが戻ってくる。
「――三木さぁん!」
「は、はいっ!」
呼ばれて振り返ると、主任が入り口に立っていた。
手招きする主任のもとに駆け寄ると、彼の後ろ、観葉植物の裏に立っていたのか、るうくんがすっと私の前に姿を表した。
「――あっ」
るうくんの姿を見て硬直する私。
「すみません、松下さん。無理を言って」
るうくんは丁寧に、主任に向かって目礼をする。
「いやいや、おやすいご用ですよ」