本気の恋の始め方
「潤さん…」
部屋に入った途端、千野君が私の体を後ろからぎゅっと抱きしめてくる。
そして彼の唇が私のうなじを這い、そのままうつぶせにベッドに押し倒される。
「あ、ちょっと、待って、あの」
このまま?
腕に力を込めて膝をつくようにして立ち上がろうとしたけれど。千野君は、するりと太ももの内側に手のひらを滑らせてきた。
「脚、きれいだね。ずっと運動してたでしょ」
どうしてそんなことがわかるんだろう。
「小学校はサッカーで、中学校は陸上短距離で、高校はバレーボール……」
彼の手のひらの感触にドキドキしながら生真面目に答える私。