本気の恋の始め方
優しい手のひらはいたずらに、私の快感を煽り、火をつけようとする。
年下なのに、強引なのに
与えられる快感は穏やかで、優しいなんて……
「っ……」
どうしよう……声、出そう。
思わずシーツに顔をうずめると
「潤さん、やばい。俺、ガーターって初めて。どうしてこうゆうことすんの」
千野君が私の耳元で熱っぽい声でささやいた。
「どうしてって……私、化繊素材に弱くって、ウエスト――」
ストッキングのウエスト部分でかぶれるからで、って言いかけたのに、それ以上は言えなかった。
「もう、何から何まで潤さん最高……」
器用に後ろから私のシャツのボタンをはずす千野君。
肩越しに振り返ると、彼もまたスーツの上着を脱いで、ネクタイを緩めた姿だった。