本気の恋の始め方
シャワーを浴びて、私はパジャマに着替えて。
千野君はTシャツとスウェットに着替えて、ソファーに二人で座って、テレビを見た。
小さなソファーだから二人で座るとぎゅうぎゅうで
今日泊まるというのなら、もしかしたらそういうことになるんだろうか、なんて緊張していたら、そんな私の緊張を読みとったのか、千野君は「俺はちゃんとソファーで寝ますからね」と首を横に振った。
最初のあの夜
私たちは、流されるように体を重ねてしまったから、おつきあい記念日の今日は、なにもしないんだと千野君は言う。
「体が目当てだって思われたら悲しいし」
なんて言うから、ちょっと笑ってしまった。
「そんな目当てにしてもらうほどの体じゃないのに」
「ああーっ、潤さんはわかってない。自分がどれだけ魅力的なのか。危ないなぁ……心配ですよ。ダメですからね、俺以外の誰にも、さわらせちゃ」