本気の恋の始め方

「お水飲んで」

「――ん……は……っ……」



彼はごくごくと水を飲み干し、それから苦しそうに息を吐く。


こんなになるまで飲むなんて……



「きつ……」



るうくんはもうろうとした手で首元に手をやり、ネクタをゆるめようとする。

けれどうまくほどけなくて、苦心しているようだった。



「私がゆるめるから」



壁に寄りかかる彼の首に手を伸ばし、ネクタイをゆるめてほどく。



しゅるりと、布がこすれる音がして

ベッドの上で輪になるるうくんのネクタイ。




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