本気の恋の始め方
頭の隅っこで、こんなのは正しくないってわかってるのに、それでも止められない。
彼からのキスを拒むことなんて
出来ない――
「るうくん……」
るうくんの唇が素肌の上を滑っていく。
指が、私も知らないところを開いていく。
「あっ……」
「初めて」は死ぬほど痛いって聞いていたのに、そんなこと、なかった。
貫かれた痛みは、甘く、切なく
好きで好きでたまらない、るうくんに与えられたもの
痛みも喜びだった。
嬉しくて涙がこぼれた。
例え間違っているとしても、私は、ずっとずっと大好きな彼に抱いてもらえて
ただひたすら幸せだった……。