本気の恋の始め方

頭の隅っこで、こんなのは正しくないってわかってるのに、それでも止められない。



彼からのキスを拒むことなんて

出来ない――



「るうくん……」



るうくんの唇が素肌の上を滑っていく。


指が、私も知らないところを開いていく。



「あっ……」



「初めて」は死ぬほど痛いって聞いていたのに、そんなこと、なかった。



貫かれた痛みは、甘く、切なく

好きで好きでたまらない、るうくんに与えられたもの



痛みも喜びだった。


嬉しくて涙がこぼれた。



例え間違っているとしても、私は、ずっとずっと大好きな彼に抱いてもらえて


ただひたすら幸せだった……。





< 225 / 446 >

この作品をシェア

pagetop