本気の恋の始め方

冷蔵庫を開けると、中はほぼからっぽ。



「なんにもない……」



からっぽの冷蔵庫から、彼の最近のすさんでいた生活がかいま見れて、胸がちくちくと痛む。


そうだ……。

うちでごはんを作って、るうくんを招待するっていうのもいいかも!


そうなるといてもたってもいられなくなった。



慌てて玄関を飛び出し、ポケットの中につっこんでいた鍵を開け、我が家へと足早に帰る。



るうくんの体調のこともあるし、普通の和食にしよう。

お味噌汁飲んだら、すっきりするかもしれないし。


にぼしをたくさんいれて、だしをとって、わかめとお豆腐のお味噌汁を作る。


ゆでて冷凍したほうれん草があるから、解凍しておひたしにした。


お米をといで、急速炊きにセット。



「ふふっ……」



楽しくて、思わず笑みがこぼれた。



< 227 / 446 >

この作品をシェア

pagetop