本気の恋の始め方
冷蔵庫を開けると、中はほぼからっぽ。
「なんにもない……」
からっぽの冷蔵庫から、彼の最近のすさんでいた生活がかいま見れて、胸がちくちくと痛む。
そうだ……。
うちでごはんを作って、るうくんを招待するっていうのもいいかも!
そうなるといてもたってもいられなくなった。
慌てて玄関を飛び出し、ポケットの中につっこんでいた鍵を開け、我が家へと足早に帰る。
るうくんの体調のこともあるし、普通の和食にしよう。
お味噌汁飲んだら、すっきりするかもしれないし。
にぼしをたくさんいれて、だしをとって、わかめとお豆腐のお味噌汁を作る。
ゆでて冷凍したほうれん草があるから、解凍しておひたしにした。
お米をといで、急速炊きにセット。
「ふふっ……」
楽しくて、思わず笑みがこぼれた。