本気の恋の始め方
「もちろん、幸せ、ですよ。彼、優しいし……」
普通っぽさを装うとしたらしどろもどろになった。
「潤……」
咎めるような声にハッとする。
明らかにウソをついた私に、思うことがあったのかもしれない。
けれどるうくんは
「俺じゃ相談相手には頼りないかもしれないけど……話ならいつでも聞くから」
それだけ言って立ち上がった。
「コーヒーありがとう。うまかったよ」
そして通りすがりに、私の頭の上をぽんと、手のひらで叩いていく。
るうくん……。