本気の恋の始め方

「やだ、行かないって言ったじゃない……」



千早とやり直したいと思っているのに合コンに行くほど、私もバカじゃない。


そんなわけで必死に拒否したけれど咲子ちゃんはかなりしつこかった。



「わかってますよ、だけどこっちの女子少ないんですよ、向こうは男子5人なんです、だからこっちも最低3人はいないとマズイじゃないですか~。おーねーがーい~!」



大きな声が部内に声が響きわたる。


それをたまたま近くを通っていた主任に


「三木、行ってやれよ。一ノ瀬ホールディングスは社内恋愛を禁止してないぞ~わはは!」


と、笑われて凍り付く私。


しかも主任の後ろには、千早もいて。


千早はなんの興味もなさそうに、すっと通り過ぎてマーケティング部を出て行ってしまった。



< 359 / 446 >

この作品をシェア

pagetop