本気の恋の始め方
だけど……
どうしよう。
私、千早のこと諦められない。
「えっ、ええええ~!」
「やだ、潤さん泣かないでぇ~!」
ニヤニヤしていたのが一変、泣き出した私を見て二人はあわて始める。
「ほ、ほら涙拭いて!」
未来ちゃんがおしぼりで私の頬を拭ってくれた。
「ごめんね、大丈夫っ……」
涙を拭いて二人に頭を下げる。
「本当に……ごめんね……せっかく楽しかったのに……こんな、泣いたりして……」
「なに言ってるんですか、潤さぁん~……」
咲子ちゃんが唇をとがらせて首を横に振った。
「聞いたのはあたしたちですよっ」
そして未来ちゃんと一緒に私を左右で挟んで座る。
「潤さん、そのひとともう戻れないんですかぁ?」
戻る?