偏食家のテーブル
ハルカとカナは、テーブルの端と端を持ち、アパートまでの道を戻った。来た時は早足だったので近くに感じたが、実際はけっこうな距離だった。テーブルを持つ女二人は、客観的な目で見るとおかしくもあり、哀れでもあった。カナは完全な被害者で、ハルカは加害者。が、当のハルカに罪の意識はなく、カナの中の忘れていた嫉妬心がまたチラつきだした。
家に着いてからもハルカは「角度がこうだ」とか「ワタシはココ」だとか言った。つくづく羨ましいと思うカナだが、ソレら全て終わった後の「カナ、ありがとう。カナのおかげでイイ物買えた。」という言葉と満面の笑みで、カナはまた忘れられた。
その日の夜は初めてのテーブルで食事となった。今までも二人は一緒に食事をしていたが、真正面に向き合う事は、なかなかめずらしかった。二人きりの空間で向き合ってパスタを食べる。
…。
そのパスタがいつもと違ってウマければ良かったのだが、家事に秀でない二人の食卓にはご馳走という花は咲かず、かわりに腹の中に詰め込むという義務だけがあった。ちなみに今日のメニューはカナが作ったトマトソースのパスタだ。カナは「ガンバレ!ハルカ!」と心の中で応援する。
家に着いてからもハルカは「角度がこうだ」とか「ワタシはココ」だとか言った。つくづく羨ましいと思うカナだが、ソレら全て終わった後の「カナ、ありがとう。カナのおかげでイイ物買えた。」という言葉と満面の笑みで、カナはまた忘れられた。
その日の夜は初めてのテーブルで食事となった。今までも二人は一緒に食事をしていたが、真正面に向き合う事は、なかなかめずらしかった。二人きりの空間で向き合ってパスタを食べる。
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そのパスタがいつもと違ってウマければ良かったのだが、家事に秀でない二人の食卓にはご馳走という花は咲かず、かわりに腹の中に詰め込むという義務だけがあった。ちなみに今日のメニューはカナが作ったトマトソースのパスタだ。カナは「ガンバレ!ハルカ!」と心の中で応援する。