触れることもできない
やっぱり噂通りだった。

マキはひとしきり

私を乱れさせると

ある日突然

冗談のように

私から去って行った。


「えっ、マキ…?」


いくらマキの姿を探しても

何もなかったように

もとどおり。


何なの?

何なのよ!

マキったら…!!
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