僕らは妖怪 ~妖怪編~


「む……誰か入ってきたぞ…」


「…?誰?」


こんな神社にお参りする人なんているの?


「てめぇ……あとで覚えてろよ」


「だが断る!!」


どこかの漫画のシーンであったこの言葉、「だが、断る!!」言って見たかったんだよね~



ゾクッ



え…なに?なんか嫌な予感…本能的に殺気がたった。


急いで潤のところに行ってみた。


すると……



「私のお願いはあなたの名前を聞くことです……♡」


「死ね。」


そこには潤と……


早紀がいた。


「お願いしますぅ!!あなたの名前を教えてくれたら私の名前教えますからぁっ!」


「別に知りたくない、とっとと出てけ」


潤はイライラ度MAXで早紀をかなり睨みつけていた。


早紀…前からここにきてたのかな…?


「わかりましたよぉ!んじゃあお願いしてきますからねっ!」


プンプンとぶりっ子お決まりの言葉を言った早紀は、たまたまあたしと目があった。


しまった……!!

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