センチメンタル*ガール



バイトから帰ってきて材料をキッチンに並べていると



リビングのテーブルに置いてた携帯電話が鳴り始めた。



「あ、佑輔だ!」



あたしはキッチンから飛び出して携帯のディスプレイを見てみると



思ったとおり佑輔からの電話だった。



「もしもし……」



携帯電話を耳に当てると待ち遠しかった声が聞こえてきた。



「もしもし、未紗?連絡遅くなってごめん。今帰ってきたんだ」



相変わらずハードな生活してるんだなぁ。



明日はやっぱりケーキだけ渡しに会いに行こうかな。



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