センチメンタル*ガール
「お疲れさま、休日でもこんな遅くまで頑張っているんだね。
体だけは壊さないようにね」
本当に頑張り屋さんな佑輔。
声が少し疲れているのも電話越しで分かる。
もう電話切った方がいいかな?
「大丈夫だって。でもいつも未紗は俺の体調ばっかり本当に気にするよな」
クスクス笑う佑輔の声が聞こえてくる。
「だって、あたしだったら絶対ハード過ぎて辞めたくなると思うのに、
佑輔は文句言わずに頑張ってるんだもん。
あたしができることは佑輔の体調心配することだけしかできないし……」
他に何かできたらって思うけど、それに勝る答えは出てこないんだよね。